なぜAI面接を開発したのか|採用の属人化を変える挑戦
目次
人と企業が出会うまでの「長いプロセス」
人と企業(仕事)が出会うまでのプロセスは、想像以上に長く、複雑です。
本来であれば、企業は必要な人材とスムーズに出会い、
候補者も自分に合った仕事に早くたどり着けるべきです。
しかし現実はそうなっていない場合が多くあります。
実際に私自身も、過去に転職活動を行った際、
意思決定に至るまでに3〜4か月を要しました。
多数の企業の選考を並行して進め、
書類選考、複数回の面接、フィードバック待ち、再調整、
そのプロセスの中で感じたのは、
「本当にこの時間は必要なのか?」という違和感でした。
もちろん、企業側にも慎重に判断すべき理由があります。
一方で、候補者側もまた、多くの時間と機会コストを支払っています。
書類選考、面接、評価、意思決定、
それぞれのプロセスが分断され、時間と手間がかかり、
結果として双方にとって最適とは言えない意思決定が行われるケースも少なくありません。
この「長さ」と「複雑さ」は、単なるプロセスの問題ではなく、
採用の構造そのものに起因していると考えています。
採用は「人の感覚」に依存している
現在の採用活動において、最も大きな課題は属人化です。
同じ候補者であっても、面接官が変われば評価が変わる。
評価基準は曖昧で、言語化されていないケースが多い。
最終的な判断は、経験や直感に依存している。
これは外から見た課題ではなく、
実際に現場にいたからこそ強く感じたことでもあります。
私は過去に人材派遣会社で働いていた際、
毎日のように多数の説明会を実施し、候補者と向き合ってきました。
他業務と兼務しながらの限られた時間の中で多くの人材を見極める必要があり、
一人ひとりを深く評価する余裕は正直ありませんでした。
結果として、どうしても「感覚」や「印象」に頼らざるを得ない場面が増えていきます。
その場では最善の判断をしているつもりでも、
振り返ると「本当に適切な評価ができていたのか」と疑問に感じることも少なくありませんでした。
現場は常に忙しく、スピードが求められる。
だからこそ、属人化から抜け出せない構造になっている。
この状態では、再現性のある採用は実現できません。
本来採用すべき人材を見逃してしまう、
あるいはミスマッチが生じてしまう。
こうした構造的な課題が、採用の質と効率の両方に影響を与えているのではと人材業界に入った当初から自分の中では問題提起を繰り返していました。
見抜けていないのは「人」ではなく「仕組み」
これまで人材領域に関わる中で、
一貫して感じてきたことがあります。
それは、「人の本質が正しく評価されていない」という事実です。
- スキルがあるのに評価されない人。
- ポテンシャルがあるのに見抜かれない人。
- 表面的なコミュニケーションだけで評価されるケース。
これは個人の問題ではありません。
どの企業にも以前より積み上げてきた採用のノウハウがありマニュアルが存在しています。
その中身を垣間見るたびに、「これだけ緻密に構造化されているのになぜ解消されない課題が残っているのだろう」と、疑問を感じていました。
辿り着いた結論は、
評価する側の能力の問題ではなく、
評価の“仕組み”にあるのではないのだろうか、ということでした。
AI活用・AI面接で採用プロセスを再構築する
だからこそ、私は採用の構造そのものを再構築する提案をしていこうと考えました。
単なる効率化ではなく、
採用プロセス自体を再設計する。
属人化している判断を構造化し、
評価基準を明確にし、
誰が見ても一定の精度で判断できる状態をつくる。
そのための手段として開発したのが、AI面接という概念でありツールです。
生成AIが台頭してきた当初から、私は「コレがあれば世の中の採用は一つ次のステージに上がれるぞ!」と思ってきました。
AIを活用することで、
- 面接内容の定量評価
- 評価基準の統一
- 候補者の本質的な特性の可視化
が可能になります。
これにより、採用は「勘や経験」から脱却し、
再現性のある意思決定へと進化することができるわけです。
採用効率化の本質は「精度の向上」
採用効率化という言葉は、単なる工数削減として捉えられがちです。
しかし本質はそこではないと考えます。
もはやAIを活用する時点で「効率化」は至極当たり前のものであり、
フォーカスされるべきポイントは「精度」にもあると感じています。
- 評価のブレをなくすこと
- 判断の精度を高めること
- 意思決定のスピードを向上させること
つまり、効率と精度を同時に高めることです。
AI面接は、この両立を実現するための手段です。
人と企業が最短距離で出会う未来へ
最終的に目指しているのは、
人と企業が“最短距離”で出会える世界です。
必要以上に時間をかけることなく、
本来出会うべき人と企業が自然につながる状態。
採用という領域は、その入り口に過ぎません。
この取り組みを通じて、
人と仕事のマッチング全体を再構築していく。
それが、私達の事業の本質です。
この挑戦はまだ始まったばかり
AI面接は、あくまで第一歩です。
採用の属人化を解消し、
より本質的な評価が行われる世界をつくるために、
これからもプロダクトと仕組みの両面から進化させていきます。
この挑戦は、まだ始まったばかりです。
弊社のプロダクトをご導入していただいているお客様も是非今後の進化にご期待ください。
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